C3-540 CORIO®master は TVOne が誇る最新の CORIO®3 技術を搭載したビデオ システムで、複雑なビデオ システムをより効率的に構築できる新しいアーキテクチャーです。4U ケースに凝縮された次世代のビデオ処理機能によって、今までにない独創的かつダイナミックな映像表現を実現します。
複数のディスプレイをグループ化して、マルチディスプレイによるビデオウォールやモニターウォール内に複数の入力画像をウィンドウとして表示できます。ウィンドウの表示位置も自由に設定でき、360 度回転させることも可能です。曲面したスクリーンに投影、あるいはスクリーンに対して角度を持った位置からの投影でも画面が正しく再生できる歪み補正と輝度補正機能も搭載されています。
CORIOmaster の設計思想は、柔軟性と拡張性です。システムを変更するたびにハードウェアを買い換える必要はありません。入力と出力はすべてモジュール化されており、モジュールを装着するだけでほぼすべてのアナログとデジタルのビデオ信号に対応します。また、アナログとデジタル映像信号のアップ、ダウン、クロス変換機能も内蔵していますので、複数の機器を組み合わせる必要はありません。複雑な AV システムを 4U ケースサイズの 1 台ですべて構築できる画期的なプロセッサーです。
CORIOmaster が誇るもう一つの特長が消費電力です。フル稼働状態でも 160 ワットしか消費しません。従来のビデオ関連機器を組み合わせて構築した同一仕様のシステムと比べて 10 分の 1 以下の消費電力です。コスト低減だけでなく、環境にも優しいシステムを構築できます。
C3 シリーズでは、「レイアウト」と「キャンバス」というコンセプトが導入されています。レイアウトとは、映像全体をどのようにディスプレイに表示するかを指定します。ここでのディスプレイとは、一台のディスプレイで構成される場合もあれば、複数のディスプレイを組み合わせたディスプレイ グループ (ビデオウォールやモニターウォール) などの場合もあります。CORIOmaster は、複数のディスプレイにまたがった映像でも一つの画像として解像度や表示サイズ、表示角度などを定義できます。キャンバスとは、まさに画布に絵を描くように、どのように入力画像をレイアウト上に描くかを指定します。キャンバス上には複数のウインドウを配置でます。各ウィンドウのサイズは自由に変更でき、また 360 度回転することもできます。一般に、先ずレイアウトをデザインし (ディスプレイ構成を設計)、次にこのレイアウトで表示するキャンバスをデザインします。その後、完成したキャンバスをレイアウトに適用します。4 つのキャンバスを各 4 つの個別のレイアウトに適用することも、一つのキャンバスを 4 つのレイアウトに設定することもできます。このように、キャンバスとレイアウトを自由に組み合わせることで、映像デザイナーが求めるアーティスティックなデザインを実現できます。映像デザインを演出 (振り付け) できるように、複数のレイアウトが定義された複数のキャンバスを同時に使用できます。デザインしたキャンバスを事前定義として保存したり、また同じキャンバスを複数のレイアウトの設計に使用できます。レイアウトとキャンパスのデザインは、CORIOmaster に付属するコントロール プログラムで行います。このプログラムは Windows と Apple のプラットフォームに対応しており、直観的にレイアウトの設定やキャンバスの定義を行えるように設計されています。各設定情報は後で呼び出せるように、プリセットとして保存できます。キャンバスに対して行った変更は、後でレイアウトに反映できます。また静止画像も保存でき、キャンバスで使用したり、背景としても使用できます。
構造と基本機能
C3-540 には 16 基の AV モジュール用スロットが装備されています。このスロットに DVI-U または 3G-SDI モジュールを挿入し、ユーザーのニーズに合わせて入出力信号構成と入出力マトリックスを自由にフィールドで構成できる柔軟性を誇っています。挿入された入出力モジュールは、自動的に認識されます。また、3 基のデータ モジュール用スロットも装備されており、コントロール信号などを扱うモジュールを挿入できます。すべてのモジュールはホットスワップに対応しており、本体をリセットする必要はありません。
CORIOmaster では、いろいろなアナログと 3G-SDI/WUXGA までのデジタル映像フォーマットをアップ、ダウン、クロス変換できます。モジュールが挿入されると、そのモジュールが対応する信号フォーマットとマトリックス サイズが自動的に検出されます。入力信号の映像パラメーターも調整可能です。すべての設定情報は不揮発性メモリーに保存され、電源がオフの状態でも保持されます。いろいろな用途に合わせてカスタマイズした設定をユーザー定義のプリセットとして保存可能です。
すべての機能は RS-232/422/485 経由のシリアル接続、USB または IP 経由でリモート コントロールできます。LCD 画面付きモデルの場合、フロントパネルにあるボタンからも直接設定できます。標準 4U ラックマウント ケースに収容されており、電源が内蔵されています。オプションで、ホットスワップ可能な冗長構成の電源にすることもできます。
高度な機能
CORIOmaster は高精度のデジタル フリッカー除去回路と 4:4:4 フル帯域幅のクロマ サンプリング回路を備えており、鮮明かつクリアな高解像度のカラーを忠実に再現します。ピクセルレ ベルの動き適応斜め補間とノイズ軽減機能を搭載しており、PAL や NTSC、1080i 信号の高品質なノンインターレース化を実現します。3:2 プルダウン機能も搭載されており、NTSC と 1080i 信号で 24fps フィルム映像を再生する場合に威力を発揮します。さらに音声の切り替え機能も内蔵されています。DVI (HDMI 互換) または SDI 入力からの音声を DVI および SDI 出力にルーティングします。オプションの音声モジュールを使用すると、AES とアナログ / デジタル音声を非連動で切り替えられると同時に音声の遅延が可能になります。また、A2-7300 シリーズの音声フォーマット コンバーターも接続できます。
DVI-U
DVI-U は DVI-I コネクターと変換アダプターを使用したユニバーサル インターフェイスで、HDMI と DVI-I、アナログ YUV、YPbPr、RGBHV、RBBS、RGsB、Y/C、コンポジット信号に対応しています。本体側の DVI-I コネクターに各種変換アダプターを接続することで、多様な信号に対応します。
DVI-U モジュール
CORIOmaster には、以下の DVI-U 入出力モジュールが用意されています。各モジュールは 1 つのスロットを占有します。これらのモジュールを組み合わせることで、自由に入力数と出力数を構成できます。
- DVI-U ユニバーサル入力モジュール − 1 基のモジュールに 2 系統の入力を搭載
- DVI-U ユニバーサル スケーリング対応出力モジュール − 1 基のモジュールに 2 系統のスケーーリング済み出力を搭載
スケーリング対応の DVI-U 出力モジュールでは、実質的にあらゆる PC や HDTV の解像度を選択できます。TVOne の独自技術である AutoSet™ 機能によって、使用しているモニターの画面に正しく合うようにコンピュータからの画像のサイズと位置を自動的に調整します。画像を手動で設定する必要はありません。ビデオ信号規格は、NTSC と PAL、PAL-M、PAL-N、SECAM に対応しています。
SDI モジュール
CORIOmaster には、以下の SDI 入出力モジュールが用意されています。
- 3G/HD/SD-SDI 入力モジュール − 1 基のモジュールに 2 系統の入力を搭載
- 3G/HD/SD-SDI スケーリング対応出力モジュール − 1 基のモジュールに 2 系統のスケーリング済み出力を搭載
- HD/SD-SDI 入力モジュール − 1 基のモジュールに 4 系統の入力を搭載
- HD/SD-SDI スケーリング対応出力モジュール − 1 基のモジュールに 4 系統のスケーリング済み出力を搭載
メモ: 4 系統出力モジュールを使用する場合は、スロットの使用に若干の制限があります。
データ モジュール
CORIOmaster には、現在以下のデータ モジュールが用意されています。
音声インターフェイス
オプションで CM-AUD-8IN-8OUT 音声インターフェイス モジュールが用意されています。このモジュールを使用すると、以下の音声フォーマット コンバーター製品と接続できます。インターフェイスは HD-44 コネクターです。
- A2-7312 − AES-3id 信号を 16 系統の BNC コネクター、8 系統の AES-id 入力および 8 系統の AES-3id 出力に変換
- A2-7302 − AES-3id 信号を 16 系統の XLR コネクター、8 系統のステレオ入力および 8 系統のステレオ出力に変換
- A2-7342 − AES-3id 信号を 16 系統の XLR コネクター、4 系統のアナログ ステレオ入力および 4 系統のアナログ出力に変換
- A2-7322 − AES-3id 信号をターミナルブロック経由の 8 系統のアナログス テレオ入力および 8 系統のアナログ ステレオ出力に変換 (バランスまたはアンバランス)
発売予定モジュール
近日中に光ファイバーや UTP I/O などの映像や音声、データ関連モジュールが発売される予定です。
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